自毛植毛のフラップ法のメリットはなに?
自毛植毛の術式のひとつであるフラップ法(頭皮弁移植法)は頭皮の一部分を切り離し薄くなっている場所へ反転させる術式です。一昔前に主流となった術式で、最大のメリットは頭皮ごと切り離して反転させるため、手術時間が短くて済むことです。
また、一度に4000~8000本もの植毛ができる手法として有名になりました。
自毛植毛のフラップ法のデメリットはなに?
フラップ法のデメリットは以下の通りです。
- 【危険!】定着しないと頭皮が壊死する危険性がある
- メスを使い頭皮を大きく切開する必要がある
- 髪の毛の流れの調整ができない
- 見た目が不自然
頭皮を大きく切開しなければならないことと、反転させて定着させるため、髪の流れを調整することが難しく、見た目も不自然になりがちです。
また、頭皮ごと植え付けるため移植した皮膚への血流がうまくいかず、生着しない最悪の場合は、頭皮が壊死してしまうという致命的な危険性があります。
フラップ法の特徴
切り離す頭皮を四角形の4点として、4点のうち3点までを切り離し、1点だけを残して反転させるのがフラップ法になります。つまり、髪の毛がある頭皮そのものを反転させて移動するということになります。
頭皮を大きく切開する、移植した頭皮が壊死するなど多くのリスクがあるフラップ法ですが植毛技術が発展していない1970年には4000本~8000本もの髪の毛を移植できる画期的な方法として世に知られました。
しかし、技術の進歩とともに、リスクが少なく、成果を出せる植毛方法が増えてきてから、リスクがともなうこの術式は影を潜めていきました。
フラップ法が開発された時期
1970年代前半から世の中に知れ渡ることになりました。またこの時期にはフラップ法のデメリットに改良を加えた様々な術式が考案されましたが、基本的に頭皮を大きく切開する術式のため、どれも有名になることはありませんでした。
導入しているクリニック
現在、フラップ法を取り扱うクリニックはありません。
フラップ法のまとめ
まず、大きなリスクを伴う植毛手術のフラップ法はおすすめできません。取り扱うクリニックはありませんが、万が一こういった話が出てきた場合は、この手術は絶対に受けないでください。
とはいえ、こういった術式と薄毛に悩む人への実践によって、今現在のメスを使わない術式が発明されたことを考えると先人の努力に感謝すべきでしょう。
今、植毛手術を受けるのであれば、メスを使わずに必要な毛包をピンポイントで採取できるFUE法で手術するのがおすすめです。
メスを使わない自毛植毛を専門に取り扱う大手クリニックは、東京・大阪・名古屋・福岡に集まっているので、この4地区から一番近い地域を選びましょう。
この4つの地域では、最先端の技術を持った植毛専門クリニックが集中している激戦区なので自分にあった植毛クリニックを見つけることができます。
また、遠方からの来院でも交通費や宿泊費をサービスするクリニックもあるのでうまく利用して費用を抑えることもできます。
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